「ところで」を表現する単語って英語ではいっぱいあります。
「incidentally」「by the way」「apropos」「that aside」
あなたはこれらの違いがわかりますか?
Google翻訳してみました。
下記画像みてください。
どれをどんな状態で使えばいいか分からないですよね。
「incidentally」「by the way」「apropos」「that aside」
誰もが知ってるのは、by the way=BTW でしょうか。
それ以外はあまりなじみが無い人もいるかもしれませんが、本記事で違いを解説します。
本記事の内容
“incidentally”,”by the way”,”apropos”,”that aside”の意味の違い
まず結論から。
- “incidentally” :”incident” 「付随」 の副詞版。
「ついでながら」「ついでに言えば」「ちなみに」といった意味で、あることに対して不随するニュアンス。 - “by the way” :話題を変えるときに使えるオールマイティなフレーズ。
日本語なら「ところで」「話は変わりますが」と言うニュアンスで使える。 - “apropos”:「ついでながら」「それはそうと」といった意味で使う。
こちらも、話題を変えるときに使えるの単語。
全く違う意味で「相応しい」という意味もあります。あまり普段の会話で使う人はいません。 - “that aside”:”aside”が「傍らに」や「(それを)のけて」の意味。
話していた内容・話題を that で意味し「それはさておき」というニュアンスでで使える話題転換フレーズ。
これだけではわかりにくいと思うので、例文を使って解説していきます。
“incidentally”の意味・例文
“incidentally” :”incident” 「付随」 の副詞版。
「ついでながら」「ついでに言えば」「ちなみに」といった意味で、あることに対して不随するニュアンス。
“incident”には「事件」というような意味もありますが、副詞になると「ちなみに」として使えます。
Incidentally は文頭で使います。文末で情報を付け加えるときに使います。
Incidentally, The toilet in this room is broken.
ちなみに、この部屋のトイレは壊れているんだ。
“by the way”は普段の会話やフォーマルな場どちらでも使えますが、“incidentally”はビジネスでのメールなどでよく使う印象です。
“by the way”の意味・例文
“by the way” は話題を変えるときに使えるオールマイティなフレーズ。
「ちなみに」「ところで」「話は変わって」というニュアンスで使えます。メールやチャットなどでは長ったらしくなるのを防ぐために”BTW”と表現します。
基本的には文頭で使いますが、文末でも使えます。
By the way(=BTW), She seems to finally get married.
ちなみに、彼女ついに結婚するらしいよ。
”apropos”の意味・例文
“apropos”は「ついでながら」「それはそうと」といった意味で使える単語。
あまり普段の会話で使う人はいません。どちらかというとメールや書面上での利用が主劉です。
Apropos, I have something to want to say to you.
そういえば、あなたに言いたいことがあるんだ。
apropos は単独でも話題を変えるときに使えますが、”apropos of -”「~(の話題)といえば」といった使い方がより一般的です。
Apropos of the earthquake last night, I was scared that the cupboard fell down.
昨夜の地震といえば、食器棚が倒れてきて怖かったよ。
“that aside”の意味・例文
“that aside”は”aside”が「傍らに」や「(それを)のけて」の意味。
話していた内容・話題を that で意味し「それはさておき」というニュアンスで使える話題転換フレーズです。
Ok. thank you for your feedback.
了解です。連絡ありがとう!
That aside, did you get the documents I asked the other day?
それはさておき、先日お願いした資料はできた?
また、以下のよう表現が日常会話でも使えます。
- “This is just an aside, but ~”「これは余談なのですが」
“Joking aside” 「冗談はさておき」
まとめ
最後にまとめます。
“incidentally”
- “incidentally”は文頭で使う。
- 「ついでに言えば」「ちなみに」といった意味で、あることに対して不随するニュアンス。
- 使うのはビジネスのメールなどが主。
- By the way の方が日常もビジネスでも幅広く使える。
“by the way”
- “by the way”は文頭でも文末でも使える。文末の場合は、会話上のときが多い。
- 話題を変えるときに使えるオールマイティなフレーズ。
- 日本語なら「ところで」「話は変わりますが」と言うニュアンスで使える。
- 日常会話でもビジネスでも使える。
- 略語は”BTW”
“apropos”
- “apropos”は単独で使う場合は、「ついでながら」「それはそうと」といった意味で使える。
- ”apropos”を使う一般的な用法は”apropos of~”「~といえば」のように、話題転換というより、話題開始のようなニュアンスで使うのが一般的。
“that aside”
- 話していた内容・話題を that で意味し「それはさておき」というニュアンスでで使える話題転換フレーズ。
- 以下のようなフレーズで使うのがスマート。
使えるフレーズ1“This is just an aside, but ~”「これは余談なのですが」
使えるフレーズ2“Joking aside” 「冗談はさておき」
以上、話題の転換に使えるフレーズについて解説しました。