「正確に」を表現する単語って英語ではいっぱいあります。
“properly”“accurately” “exactly” “precisely” “correctly”
あなたはこれらの違いがわかりますか?
下記Google翻訳してみました。
一つだけ”properly”が「適切に」。それ以外は「正確に」でした。では、実際のところどう違うのでそしょうか。本記事で違いを解説します。
本記事の内容
“properly”“accurately” “exactly” “precisely” “correctly”の意味の違い
いきなり結論ですが、これらの単語の違いは以下の通りです。
- “properly” : ある動作や行いが適切に、正しく、しっかりできているかを表す。「正確に」よりも「しっかり」「ちゃんと」の意味。
- “correctly”:「(正しく)正確に」=「精確」のニュアンス。反対の意味ではwrongly(間違って)、incorrect(正しくなく)が反義語。
- “accurately”:「(ほとんど間違いなく)正確に」 「的確に」 という意味で使う。“correctly”よりも少し曖昧になる。
- “exactly”:ある物事や情報が「(間違いなく)正確に」という意味で使う。合致していたことを言うニュアンス。
- “precisely” : exactlyとほぼ同じだが、少しフォーマルな場で使う。ある物事や情報が「(間違いなく)正確に」 というニュアンス。
以下で例文と併せて解説します。
“properly”の意味・例文
“properly”はある動作や行いが適切に、正しく、しっかりできているかを表す。
「正確に」よりも「しっかり」「ちゃんと」の意味。
I think there’s something wrong with this product.
It’s not working properly.
この製品なんかおかしいな。
ちゃんと機能していない。
“properly”は「正確に」よりも、「適切に」がしっくりくる表現。
他の単語とは違い少しでも「ちゃんと」していたら使えます。正確さ、精確さは問いません。
“correctly”の意味・例文
“correctly” は 「(正しく)正確に」のニュアンス。
反対の意味ではwrongly(間違って)、incorrect(正しくなく)が反義語。
Please write your address and phone number down here correctly.
こちらに住所と電話番号をを正確に書いて下さい。
Can you spell this word correctly?
この単語、正しくつづれますか?
こちらも、文字の正確さを表現する時に使います。
“accurately”の意味・例文
“accurately”は「(ほとんど間違いなく)正確に」 「的確に」 という意味で使います。
These clocks was working accurately everyday.
これらの時計は正確に動いていた。
この場合は、時刻がほぼ正しい時間を指していたことを意味します。
ここでproperlyを使うと、それは時間のことを指さず、ちゃんと動作しているという意味になります。
そのため、accuratelyはproperlyも包含するようなニュアンスです。
「(時間も動作もほとんど)正確に」
At the moment, she is analyzing the situation accurately.
いまのところ、彼女は状況を的確に判断している。
「的確に」という意味で”accurately”を使う場合も、「ほとんど間違いなく」というニュアンスが含まれています。
きっちり100%というよりも、「(ほとんど間違いなく)的確に」です。
“exactly”の意味・例文
“exactly”はある物事や情報が「(間違いなく)正確に」 という意味で使います。
These clocks was exactly right.
これらの時計はきっちり合っていた。
⇒「正確に」という意味で”exactly”を使う場合、“accurately”と違う点は、“exactly”は情報の正しさを強調します。
下記の例でいうと、rightがすでに「正しい」意味ですが、それを強調している形で使います。
The bus arrived exactly at 7:32.
そのバスは7時32分きっかりに到着した。
exactly は正確さの強調で使えるので、「きっかり」「ぴったり」としてでも使えます。
上の例文だと「バスが7時32分ぴったりに来た」ことを表現できます。
A: Is this book yours?
この本はあなたの?
B: Exactly! Thank you for your find
その通り!見つけてくれてありがとう
“exactly”は、「その通り」「おっしゃる通り」というリアクションとしても使えます。
“precisely”の意味・例文
“precisely” : 少しフォーマルな場で使う。ある物事や情報が「(間違いなく)正確に・詳細に」 というニュアンス。
Let me explain to you again precisely what you are going to do here today.
本日こちらで皆様がどんな事を体験するのか 再度詳細を説明させて頂きます。
事前に説明があったことを、念押しで詳細を説明するようニュアンス。
He will come precisely on time.
彼は時間きっかりに来るだろう。
時間や値段などが「きっかり」と言う場合に使えます。
“exactly”と同じ使い方です。
A: I think the US need stricter gun control laws.
アメリカはもっと厳しい銃規制が必要だと思います。)
B: Precisely.
おっしゃる通りです。
“Precisely”は、”Exactly”同様「その通り!」という意味のリアクションとして使えます。
ですが、”Precisely”の方がかしこまった表現です。
日本語でいう「おっしゃる通りです。」の方がしっくりくる表現です。
まとめ
最後にまとめます。
“properly”
- ある動作や行いが適切に・正しく・しっかりできているかを表す。
- 「正確に」よりも「しっかり」「ちゃんと」の意味。
- 正常(ちゃんと)に機能していることなどを表現するときに使えます。
“correctly”
- 「(正しく)正確に」のニュアンス。
- 反対の意味ではwrongly(間違って)、incorrect(正しくなく)が反義語。
- この“correctly”は数字、文字、時間などが「精確」であるかを表現します。
“accurately”
- 「(ほとんど間違いなく)正確に」「的確に」という意味で使う。
- きっちり100%というよりも、「(ほとんど間違いなく)的確に」です。
- properlyの意味も包含する。
“exactly”
- ある物事や情報が「(間違いなく)正確に」という意味で使う。
- ”correctly”が数字や文字などの精確さを言うのに対して、合致していたことを言うニュアンス。
- 「正確に」という意味で”exactly”を使う場合、“accurately”と違う点は、“exactly”は情報の正しさを強調します。
“precisely”
- “exactly”とほぼ同じだが、少しフォーマルな場で使う。
- ある物事や情報が「(間違いなく)正確に」というニュアンス。
- 事前に説明があったことを、念押しで詳細を説明するようニュアンス。
以上、「正確」を表現する英語の違いを解説しました。