- 1000時間ヒアリングマラソンって実際続けて効果あるの?
- 初心者にはレベル高い?
こんな疑問を解決します。
こんにちは。
アルクで人気NO.1の英語学習講座『1000時間ヒアリングマラソン』を実際に契約しレビューしてみた感想をふまえて特徴、メリットデメリットを紹介します。
本記事の内容
ではさっそくいきましょう。
『1000時間ヒアリングマラソン』とは
本教材は英語教育大手のアルク人気ナンバー1講座です。1982年に発売開始。発売開始後120万人が利用している人気教材です。
教材は旬の話題、有名人のインタビュー記事など分かりやすいテーマが特徴で、楽しく英語学習ができます。
企業の研修用教材としても採用されていて、ビジネスユースでも使える本格的派です。
教材セット内容:データで利便性アップ!
『1000時間ヒアリングマラソン』は通信タイプの英会話教材ですので毎月下記の教材が郵送されます。
- マンスリーテキスト1冊
- ENGLISH JOURNAL1冊
以前はこれに音声CDが付属していましたが、時代の流れに伴い2019年10月29日をもって音声CDの提供は終了。
代わりに受講生専用サイトもしくは学習アプリから音声のダウンロードが可能。さらにテキストのPDF、電子書籍データも受講期間中であればダウンロード可能です。
『1000時間ヒアリングマラソン』の特徴
では『1000時間ヒアリングマラソン』の特徴を体験もふまえて紹介します。
雑誌感覚の英会話教材|リアル英語を学ぶ
『1000時間ヒアリングマラソン』は一言でいうと雑誌感覚の英会話教材です。
内容は、政治、経済などのテーマから、有名人のインタビュー、から日常会話、映画ワンシーンなど多岐にわたります。最近の時事問題も多く取り上げられており、英語学習はもとより、一般教養として知れる情報が多いのも特徴的です。
『1000時間ヒアリングマラソン』は1年間かけて1000時間(=1日約3時間)の日常にあふれる英語、つまりリアルな英語を聞いて、英語を英語のまま理解するための教材です。ですので、一般的な、ナレーターが音声を吹き込んだ音声と教材ではなく、英語の専門雑誌のような印象です。
学習教材大手「アルク」販売の安心感
多数の出版物や通信講座などなど多岐にわたるサービスを手がけている出版社『アルク』が『1000時間ヒアリングマラソン』を販売しています。
アルクは1969年創業という半世紀にわたる実績をもつ超老舗です。受講者利用者は250万人以上。そのアルクが培った学習ノウハウが詰め込まれており、嘘偽りのない事実だけが教材に詰め込まれています。『1000時間ヒアリングマラソン』はのべ120万人の利用者を超え、多くの日本人が挑戦し、100時間の壁を超えています。
著名な有名人(例えば、楽天の三木谷浩史社長、ジャーナリストの池上彰氏)も1000時間ヒアリングマラソンを利用したことがあるようです。もちろん、これだけ実績で下記のような評価も受けています。
人気の理由は日本の英語専門家が日本人向けに受け入れられやすい内容で作っている点です。二重母音発音の練習穴埋め、イメージ化のための英語スケッチ、映画の1シーンでネイティブ英語を聞き取れるようになる練習など、多角的に英語学習することができます。
製作者は獨協大学講師の松岡昇先生、冨田 三穂氏(神田外語大学講師)、霜村 和久氏(横浜国立大学非常勤講師)、三吉 美加氏(東京大学大学院総合文化研究科研究員)、柏木 しょうこ氏(映像翻訳家)など。英語学習の専門家が作る教材ですので、有意義であるのはうなづけますね。
「1000時間」の重要性を強調|継続学習
『1000時間ヒアリングマラソン』は”1000時間”という時間に重きをおいています。
なぜならアルクが40年の学習教材の歴史で培った経験から、純日本人が英語独特の音やリズム、スピード を身体にしみこませ、日本語を介さずに理解できるようになるには、1000時間必要だと結論付けているからです。その1000時間によって、適度な「圧力」を毎日自分に課すことで、英語学習を習慣化し、常態化させることが出来ます。
英語を聞くということが特殊なことではなくなります。1日3時間はかなり大変です。時間づくりから大変だと思う人もいると思います。
さらに1年継続というのも大変です。ですが、これぐらいしないと英語がスムーズに聞けるように、話せるようにはならないというのがアルクの結論ということです。
使い方はリスニング練習だけではない|優秀な教材を徹底利用
『1000時間ヒアリングマラソン』は文字通りリスニング練習に利用する教材ですが、リスニングはスピーキング、リーディングとも密接に関係しています。
一般的に
・聞ける英語は話せる
・話せる英語は聞ける
です。さらに
・読める英語は話せる、聞ける
です。
つまり、『1000時間ヒアリングマラソン』をつかって、
- 音読:英文を声に出し、理解しながら読むこと
- オーバーラッピング:英文を見ながら、音声にぴったり合わせて音読すること。意味も理解しながら。
- リピーティング:音声を聞いた後に、内容を理解しながら声に出すこと
- シャドーイング:聞こえた英文を理解し、少し遅れてそのまま声に出すこと
をすることで、リスニングだけでなく、スピーキング、リーディングも鍛えられます。
参考:各学習法の詳細は以下記事を参考。
また、上記以外にもディクテーション(英語を聞いて書き取り)、リプロダクション(見聞きした英語をそのまま声に出して再現)なども採用されています。各練習はもちろん英単語力、英文法力、発音力が求められます。
それらの基礎英語力をフル活用して、音読、オーバーラッピング、リピーティング、シャドーイングをすれば、ほぼ英語はマスターしたようなものです。『1000時間ヒアリングマラソン』は「英語を聞くだけ」で利用するスタイルの教材ではありません。
テーマに応じて”聞く”はもちろん”話す”、”読む”、”書き取る”を最大活用する練習法が採用されていいます。伸ばしたいスキルに応じて効果的なトレーニング方法で学習することで、リスニング以外の能力の向上が期待できます。
継続するための目標が明確|修了証・マンスリーテスト有り
『1000時間ヒアリングマラソン』は毎月のマンスリーテスト、さらにはすべてのテストを期限内に出せた人に修了証発行など、達成する喜びを感じられるようにしてあります。毎月何かしらの達成感を感じことでモチベーションの維持に効果ありです。1年間ずっと黙々と何の評価もなく続けるのはさすがに厳しいです。
マンスリーテストは毎月のTOEIC形式のリスニングテスト。テストを出版社に提出すると、解説付きでテスト結果が送られてきます。
マンスリーテスト以外にディクテーションコンテストもあります。これは英語を聞いて書きとった英文を出版社へ提出(紙で送付、アプリで送付)し、成績優秀者にアルクのオリジナルグッズが贈呈されるというものです。
さらに、受講生専用サイト経由で、教材に対しての質問や学習の進め方相談などができる、サービスもあり。1年という長い期間ですが、毎月の試験を着実にこなしていくことで、達成感を失うことなく続けることができます。
使いやすいデータ配布
昨今の英会話教材はいまだ紙テキスト&CDというのが多いです。一部スマホで完全対応、パソコンで学習可能というものが増えてきています。『1000時間ヒアリングマラソン』も紙のテキストが毎月郵送されはしますが、専用サイトから電子版をダウンロードできたり、音声MP3をダウンロード可能だったりと使い勝手がいいのも助かります。
購入に際して、返金保証制度は無く、購入者特典もありません。しかし、1日あたりで考えると100円~200円以下です。毎日缶コーヒー、缶ジュースを飲むと考えればそこまで高いものとは思えません。
コース期間 | 年額(税込) | 月額 | 日額 |
---|---|---|---|
6ヶ月コース | 30,800円 | 約2,567円 | 約86円 |
12ヶ月コース | 54,780円 | 約4,565円 | 約152円 |
体験コース | – | – | 550円 |
レベルは低めから高めまで網羅|初級~中級~上級者
教材の難易度は初心者でもできる英語レベルから、高校英語レベル~大学受験レベルまで網羅されています。
本気で英語力を上げたい英語初心者でも上級者でもすすめです!
ひとつめの特徴でも紹介しましたが、英語好きが好んで読むような英語雑誌のような教材です。そのため内容も中学英語だけでは分からないような長文ももちろんあります。ですので、終盤の英語のレベルはかなり高く高校英語レベル(大学受験レベル)の英語力が必要です。
『1000時間ヒアリングマラソン』の効果
私は1年で終えられませんでした、いろんな事情もあり。
ですが、一応やりきりました。やりきったことで、海外で仕事ができていますし、英語で話すことに苦労していません。ですので、やり切ることで効果はあると感じます。自分がどれだけ英語に向き合ったか。それが結果をもたらしてくれるなと感じています。
『1000時間ヒアリングマラソン』のメリット
使ってみた感想ふまえて良かった点、悪かった点を紹介します。
自分のやりたいようにやればいい|継続学習もOK
一つ目の良かった点は、英語教材にありがちな、決まった勉強の型、スタイルが決められていないところです。自分の今必要なコンテンツ、レベルに合ったものを選んで学習しても全然OKです。
ただし、だからとって1日1時間で何年もかけるのはおすすめしません。1日平均3時間。平日確保できないなら平日は1.5時間、週末は1日中なんていうことも必要かもしれません。大事なのは量をこなすことです。
個人の生活スタイルやリズムが違うように、英語学習に充てられる時間なども異なるはずです。
『1000時間ヒアリングマラソン』は学習スタイルに合わせたツールで効率良く学習できる点も魅力的ですが、より自分の英語学習に対する目的、目標への断固たる決意が求められます。
各コンテンツの進め方もしっかり書いてあるので、勉強方法で迷うことが無いのも良いです。
総合的に英語力をあげられる|TOEICなどの試験対策にもおすすめ!
『1000時間ヒアリングマラソン』はリスニングだけでなく、スピーキング、リーディングもスキルアップできます。ですので、TOEIC対策の意識をせずとも結果としてTOEICの点数がアップするなんてこともざらにあります。
『1000時間ヒアリングマラソン』はリアル英語ですので、TOEIC試験の英語よりも難しい英語が使われています。
語彙力アップにも最適!|ビジネスにもおすすめ
『1000時間ヒアリングマラソン』は使われている単語が専門性が高かったり、普段使わないような単語も数多く使われているので、語彙力もめちゃあがります。知らない単語が出てきたらしっかり覚えるよう意識しましょう。特に世界情勢や経済内容の時はビジネスでも使える単語が豊富でした。
『1000時間ヒアリングマラソン』のデメリット
使ってみた感想ふまえて良かった点、悪かった点を紹介します。
デメリットは以下2点
価格が高い
➡1年続けられる人には1日200円以下ですので高くありませんが、挫折してしまう人にとっては高く感じる値段です。
ですが、英語学習は続けてなんぼです。1年続ける気持ちで挑戦しましょう。
超初心者には難しい
➡中学英文法すらわからないような人には難しい内容です。TOEICが400点以上あるひとでないと少し難しいでしょう。
安価で初心者には以下教材がおすすめ
『1000時間ヒアリングマラソン』をおすすめできる人|
最後に、どんな人におすすめできるかを紹介します。
『1000時間ヒアリングマラソン』は幅広いテーマ、ノンネイティブ、ネイティブ含めていろんな英語に触れることができます。エンタメ要素もあるので、楽しんで取り組むことができます。
さらに内容も初級~上級まで網羅しているので、以下のような人にはおすすめです。
- 英文法は分かっているが、なかなか聞き取れるようにならない人
- 英文法は分かっているが、なかなか話せるようにならない人
- 独学だと英語学習が余り長続きしない人
- TOEICで良い点数取りたい人
- ビジネスで英語を使う人でコミュニケーションを取れるようになりたい人
- ネイティブの速い会話を理解できるようになりたい人
- 教材などの「テスト用英語」なら聞き取れるが、実際の会話になると聞き取りに苦労する人
- 海外留学や赴任の経験があり、日本帰国後もリスニング力を維持したい人
- 英語を「なんとなく」理解している中級者で、英語を「しっかり」理解する上級者レベルになりたい人
- 映画やドラマなど難易度の高い英語も難なく聞き取れるようになりたい人
- 目標設定がしっかりできる人
こんな方は『1000時間ヒアリングマラソン』を利用し、リスニングはもちろん、リーディング、スピーキングと英語4技能を総合的にスキルアップできます。やりきれば1年後には、文字通り一皮むけた自分と出会うことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本に住んで日本で生活していると英語はなかなか聞けるように、話せるようにはなりません。独学でやっても1週間しか続かなかったり、1カ月しか続かなかったり。その原因は、進むべき英語学習の道が自分の前に敷かれていないからです。しかし、『1000時間ヒアリングマラソン』はその道を敷いてくれます。
『1000時間ヒアリングマラソンは安心の大手出版社アルクが販売する教材です。毎月旬のテーマを英語で学習できて、さらに毎月テストも受けられるおすすめ教材です。続ければ必ず英語がペラペラになれるあなたが待っていることでしょう。
1番のポイントは1年(1000時間)続けることです。一番のポイントです。これだけ守れば結果はついてきます。
継続こそ大きな成果です。しっかり英語学習に対する目標、目的を明確にして取り組むことをお勧めします。
無料体験もできるのでまずはお試しください。
➡英語学習が続かない人は以下記事もおすすめ。
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