- 前置詞の”on”と”in”と”at”ってなんとなく違いはわかるけど・・・
- 時間、場所、日付、どごでどう使い分ければいいか人に説明できるほど司会していない・・・・。
こんな疑問を解決します。
こんにちは。
英語初心者にとって、誰もが通る道といっても過言ではない in on at の違い。
学校でならったことは
「in:~の中に」
「on:= ~の上」
「at = ~で」
ですよね。
この情報で覚えているから、
位置、時間、週、月、年、時期などの話になったときに応用が利かせられれず
in Summer なのか on Summerなのか分からなくなります。
(正解はin Summer です)
違いがしっかりイメージ出来無い人はこの記事でしっかりイメージできるようになりましょう。
本記事の内容
ではいきましょう。
「in」「on」「at」 の違い
そもそも違いを理解する上で大事なのは以下のイメージです。
場所を表すとき、時間/時期を表すときでも同じです。
in → 囲まれている内部間隔。囲まれている=幅があるイメージ
on → 互いにくっついている、乗っている
at → 地図上の点、ピンポイント
これをベースに違いを見ていきましょう。
時間編
- in the morning 「朝に」
- at night 「夜に」
- at launch 「昼食に」
- on 20th 「20日に」
- on Tuesday 「火曜日に」
- in September 「9月に」
日本語から見ると下記のようになります。
- 「朝に」「9月に」⇒「in」
- 「20日」「火曜日」⇒「on」
- 「夜に」「昼食に」⇒「at」
を使っています。
in
「朝に」: これは明け方~12時ごろまでを指します。つまりは幅があるわけです。
「9月に」:これも各月は幅があります。 つまり幅の「in」が使われます。
on
「20日」「火曜日」:これはどちらも特定の日を指します。
つまり特定の日というのは、我々人間にとってつきまとって、必然的に依存していることなんです。つまりは依存の「on」が使われます。
別の考え方としてはカレンダーを指で押しているので、「くっついているon」のイメージでもOKです。
at
最後に、「夜に」「昼食に」は、上記画像の通り、24時間の中の1点を指すイメージなので、atが使わます。
場所編
場所の場合も基本イメージは同じです。いくつか例を見てみましょう。
- Get in a car:車に乗る
- Get on the bus:バスに乗る
車は、中に入り込んでいるイメージ⇒囲まれている=「in」
バスは、大きいため、バスにくっついて乗っているイメージ =「on」
この場合は、そういうもんだと思いましょう。バスもinのイメージというのは屁理屈です。
- I met him at tokyo.:東京で彼に会った
- I met him in Tokyo.:東京(のどこか)で彼に会った
atは東京を地図上の点としてしかみてない。
inなら東京という大きな町のどこかで出会ったことを表現している。
この場合は話し手のニュアンスによります。話し手がどういう風に思っているかで使い分けられます。
- We are at the gym.:私たちはジムにいる。⇒ジムのどこか点。駐車場や入口などかもしれない。
- We are in the gym.:私たちはジムにいる。⇒ジムという空間の中。
この場合も話し手のニュアンスによります。話し手がどういう風に思っているかで使い分けられます。
感覚的にはatは二次元、inは三次元という感じです。
- at the station:駅周辺のどこか点
- in the station:駅構内
以下でさらに例文を紹介して解説します。
「in」の意味
ネイティブが考える”in”のイメージは「何かが時間や空間の中にある」です。
幾つか例を使って見ていきましょう。
- The eraser is in the pencil case. 筆箱の中に消しゴムがある
➡イメージ: 消しゴムは筆箱の空間内にある
- I have to get the task done in a 10 days 10日以内に仕事を終わらさなければならない。
➡イメージ: やるべき作業は10日という時間の中
- I’m in Tokyo. 私は日本の中にいる
➡イメージ: 東京という広い空間の中に、私がいるというイメージ。
※ここでatを使うとatは広さを意識しません。
- My smartphone is in the bag. 私のスマホは鞄の中にある
➡イメージ: 自分のスマホが鞄という空間内にあるイメージ。
- My son will do his homework in a week 息子は週間以内に宿題をする。
➡イメージ: 1週間という時間幅のうちに宿題をするという作業が入っているイメージ。
このように”in”は「何かが時間や空間の中にある」どれも包まれた内部間隔です。
「on」の意味
ネイティブが考える”on”のイメージは「お互いにくっついている」。
くっついているイメージから「依存している」イメージも感じます。
幾つか例を使って見ていきましょう。
- A cup is on the table. コップが机の上にある。
- A clock is on the wall. 時計が壁に掛かっている。
➡イメージ:「机とコップ」はお互いにくっついていて、「壁と時計」もお互いにくっついています。
- I’m sitting on the chair. イスの上に座っている
➡イメージ: 私とイスがお互いにくっついているイメージ。
- There is chocolate on your face. あなたの顔にチョコレートがついている
➡イメージ: チョコレートと顔がお互いにくっついているイメージ。
- He is on the first floor . 彼は1階にいる
➡イメージ: 彼の足と1階の地面がお互いにくっついているイメージ。
このように”on”は「お互いにくっついている」というイメージです。
抽象的に、概念的にくっついているということから、
- on arrival,~:到着するとすぐに、~した(~の動作にくっついている)
- turn on:電源を入れる(電流と回線がくっつくから電源が入る)
などの表現もあることを覚えておきましょう。
「at」の意味
ネイティブが考える”at”のイメージは「地図上の点」「ピンポイント」です。
幾つか例を使って見ていきましょう。
- My daughter is at home 私の娘は家にいます
➡イメージ:地図でいうと「家」というピンポイントのとこにいる。
※ここでinを使っても意味は通じますが、相手に伝わるニュアンスが変わります。
inだと、中にいるよ!ということを強調するニュアンスが伝わります。
atだけなら、今日は娘は連れてこなくって、家にいるんだ、っていうただ家という点を伝えるニュアンス。
- The time is at 7PM 時間は午後7時です。
➡イメージ:時間は「7時」というピンポイントを指している。
- Let’s meet at the bus stop バス停で待ち合わせしよう
➡イメージ:地図を見てバス停をピンポイントで指しここで待ち合わせしようと言っているイメージ。
- I bought the bag at 10000 yen 鞄を1万円で買った
➡イメージ:たくさんある数字の中からピンポイントで1万円を示しているため。
- He looked at me 彼は私を見た。
➡イメージ:ピンポイントで私だけを点として見ているイメージ。
このように”at”は「地図上の点」「ピンポイント」というイメージがあります。
「in」と「on」の使い分け
- in:何かが時間や空間の中にある
- on:お互いにくっついている
この2つの意味を踏まえて、
- in September
- on 20th
- on Tuesday
の違いを見ていきましょう。
頭にカレンダーをイメージしましょう。
- 「in」は一目瞭然、9月の中には30日あって、ピンポイントではないですよね?
➡そのため、inが使われます。
- 「on」は、20th(20日)、Tuesday(火曜日)はカレンダーを見ると、1ヶ月のうちの1日しかありません。
「火曜日」は4~5回ありますが、会話で出てくる火曜日はある1日についてのことですよね。
例:We will go shopping on Tuesday. 火曜日に買い物に行く (全部の火曜日ではない)
*もし全部の火曜日を表したいなら、「every Tuesday」か「Tuesdayss」となります。
また、「on」は「お互いにくっつくイメージ」で、1対1で依存しているイメージや、カレンダーの1日を指で押しながら話している自分を想像してもOKです。特定の日にちに依存するイメージや、カレンダーに指をくっつけて話すイメージで。
➡そのため「on」を使うということです。
「in」と「at」の使い分け
in:何かが時間や空間の中にある、内部間隔。
at:地図上の点、ピンポイント
ではこの2つの意味を踏まえて、「in the morning」、「at night」の違いを見ていきましょう。
例えば、
I study in the morning 朝に勉強する
⇒「朝という時間の中」で勉強するので”in”が使われます。
ですが
「夜という時間の中」で勉強すれば
I study in the night.
と言えるのでは?
と思う人もいるでしょうが、結論から言うとできません。
なぜなら
- 「in」には時間の流れがあるけど、「at」には時間の流れがない
- 「night」は点であって、時間幅の概念がない。
からです。
一つずつ解説します。
「in」には時間の流れがあるけど、「at」には時間の流れがない
「in」にはすべて時間の流れがあります。
- in January 1月に
- in a week 1週間で
- in summer 夏に
1月にも、1週間にも、夏にも、時間の流れがあります。
そのため 「in」が使えます。
一方で、
「at」には時間の流れはない
- at 5pm 午後の5時に
- at noon 正午に
「at 5pm」はジャスト5時、「at noon」はジャスト昼の12時をさします。つまりピンポイントなんです。
そのため、こういったときに”at”を使うということです。「night」は点であって、時間幅の概念がない。「night」は「夜に」という意味で今は使われていますが、本当は夜の中でも「寝る時間のみ」を表します。
つまり、launch、breakfastのような何かをする時間だけをさします。
「night」は、「寝る時間」というピンポイントの流れないの時間を表すことになるので「at」を使わなければなりません。
簡単にまとめると
- 「morning(朝)」は流れのある時間なので”in”
- 「night(寝る時間)」は流れのない時間なので”at”を使います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「in」「on」「at」違いを解説しました。
以下簡単に概要をまとめます。
- in:何かが時間や空間の中にある、内部間隔。
- on:お互いにくっついている
- at:地図上の点、ピンポイント
- inには時間の流れ
⇒morning afternoon eveningは「in」
- atには時間の流れがない
⇒night, breakfast, launch, dinner
- onは特定の日を表しそれに依存するあるいは、カレンダーを指で押しているイメージ。
でした。